酒田市・鶴岡市で注文住宅で新築・リフォーム・リノベーション工事する場合は、外皮平均熱貫流率：Ua値(がいひへいきんねつかんりゅうりつ：ゆーえいち)が幾らの値であるかを建築業者にお聞き下さい。その理由は、以下に述べさせて頂きます。2022年4月からは、断熱等級、省エネ等級が変更になり、従来の断熱等級４の上に断熱等級５・６・７が加えられ、更に高水準のレベルの住宅が主流になって参ります。
外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)とは？
熱損失の合計を外皮面積で除した値で、値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
下記に外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)を算出する計算式を示しますと！
住宅の外皮は床・壁(４面)・天井(又は屋根)の６面体や、開口部(玄関ドア・勝手口ドア・窓等)から構成されており、住宅の内部からその外皮を通過して逃げて行く熱量の合計(Ｗ／Ｋ)を、外皮面積(ｍ²)で除する事で、外皮全体で平均した値が算出されることになります。
詳しくは下記サイトもお勧めです。
建築物省エネ法改正
更に、これからは、外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)の値が住宅の性能の良否を判定する重要な値である事が、解ってくると思いますが、その基準となる建築物省エネ法が改正されました。
その内容は、３００ｍ²未満の小規模住宅・建築物について、建築士から建築主への省エネ性能に関する説明が義務付けられる事になります。
それが令和３年４月より全面施行となりました。
この建築物省エネ法が全面施行になると、住宅業界は、住宅を建築しよう、買おうとしている方々は、どういう行動を取る事になると思いますか？
想像してみてください。
あなたの住宅の外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)を知ってますか？
今、現在建築中のあなた！あなたの住宅の外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)が、どの程度の値であるお解りですか？
来春以降着工予定のあなた！あなたの着工予定の住宅の外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)が、どの程度の値であるかを知っておりますか？
令和３年３月３１日迄は、Uaに関して説明義務はありませんから、幾ら性能が悪い住宅であっても法に触れてはいないのです。
しかし、言い方は悪いのですが、セールスマンの言葉を信じて「高断熱・高気密住宅ですから間違いなく暖かい住宅になりますよ」と言われ契約し、住み始めて、「言葉とは雲泥の差の住宅」である事が解り、「今迄住んでいた住宅よりは、温かくなっているから、しようがないか・・・」と自己満足をする…。
そんな後悔するような失敗の道を歩んでいませんか？
国が定めている建築物省エネ法による基準は、最低基準ですから、その基準をクリアしたからといって快適な住宅を保証するものではありません。
それでは、どの程度の外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)の住宅が良いかと言われますと、一概には言えませんが、暖かい生活をお望みでしたら、国が当地域(省エネ基準の4地域、５地域)で定めた、最低でもＺＥＨ基準のUa値（0.6Ｗ／ｍ²ｋ以下）にすべきなのです。
全館温度差がなく、健康でゆとりのある快適な生活をお望みの方は是非、以下にご紹介する外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)の住宅にお住まいになって下さい。
きっと、ご満足いただけると思います。
弊社で推奨する「健康でゆとりのある快適で永く住める住宅の断熱性能値(Ｕａ値)等」は？
間取りや外観、設備等も、新築・リノベーション・リフォーム工事をする時には、大事な要素です。しかし、より大事な事は、ご家族が健康に暮らせて、しかも省エネで、ゆとりのある快適な生活が出来、熊本地震のように震度７の地震が２度来ても、永く住み続けられる住宅だと考えております。
手前味噌で申し訳ないのですが、そんな住宅をご提供する観点から、耐震等級３で外皮平均熱貫流率(Ｕａ値)＝0.34Ｗ/ｍ²Ｋ(ＨＥＡＴ２０ Ｇ２グレードの家)以下の住宅を推奨しております。それが予算的にも無理だとお考えでしたら、最低でもＺＥＨ基準以下の外皮平均熱貫流率（Ua値）0.46W/ｍ²ｋ（ＨＥＡＴ２０Ｇ１グレード）以下の住宅にして頂ければと思っております。
以下に、日本全国を８区域に分けての省エネ基準値を掲載しております。是非ご覧ください。
住宅の省エネ基準値はこちら！
ゼロ・エネルギー住宅基準としては、上記の表からも解りますように、ご当地鶴岡市・新酒田市(平田町・松山町・八幡町)・遊佐町等は４地域、旧酒田市は５地域ですので、何れもＺＥＨ基準と言われる値は0.6Ｗ／ｍ²Ｋ以下となります。
ゼロ・エネルギー住宅として、国からの各種補助金が受給できるのも、この値を最低でもクリアしなければ受ける事は出来ません。
まとめ
如何でしたでしょうか？
このように、外皮平均熱貫流率(Ｕａ値 Ｗ／ｍ²Ｋ）が住宅の断熱性能を表す大事な値である事がお解り頂けましたでしょうか？
今からでも遅くはありません。
再考して見る事も大事なことです
あなたの住まいづくりの一助になれば、これ程の喜びはありません。
