酒田市・鶴岡市で「家の中が寒い」方必見!暖房器を買い替えても寒さが改善しない根本原因とは?をお知りになりたい方は以下の話をお聞き下さい。

それはつい最近、あるサッシメーカーの営業所長との会話から始まりました。

その所長曰く、

1.家の中が寒いのは、蓄熱暖房器が悪いから?

「この間、富山の実家に帰ったら、母が「冬、家の中が寒いのは、この蓄熱暖房器温かくならないから、友達が温かくなると言ってたファンヒーターと言う暖房器に買い換えるよ!」と言ったんだ。」というお話を聞いたことから始まりました。

暖房器の良し悪しじゃ無いんだよ!」と何回繰り返し言っても、母は理解してくれないと言う話から、

未だに世の中には、それが勘違いだとは気づかず、常識として正しいと考えている方がいらっしゃるのでは無いかと思い、筆を執る事に致しました。

果たして蓄熱暖房器の所為で、家の中が寒いのでしょうか?

2.隙間だらけの家で暖房したら、寒い家の中は暖かくなるのでしょうか?

それでは、考えていきたいと思いますが、先ず最初に隙間だらけの家のリビングルームで蓄熱暖房器で暖房している所をご想像下さい。

幾ら容量の大きい蓄熱暖房器を置いて暖房しても、温度、湿度、気圧は高い方から低い方に流れますので、リビングルームで暖められた空気は、部屋全体を暖める暇も無く、隙間からドンドン暖かくなった暖気(熱)が寒い外気の方へ逃げていくのが想像できますでしょうか?

暖房器を幾らファンヒーター等、色々変えてみても、同じ現象になる事は目に見えるようです。

10畳のリビングルームが暖まらないからと、数台のファンヒーターを置いて暖を取る。それでも中々暖まらないので、背中あぶりをしている方や、”こたつ”は寒いので、ファンヒーターの暖気を、蛇腹管で引っ張っている方等々、色々な暖房の仕方をしている方がいらっしゃいます。

2、3台のファンヒーターで暖を取っている方もお見受けいたします。

数を増やせば、そこそこ暖かくはなります。

しかしながら、リビングという部屋は、床は冷たいのに、天井に近づけば近づく程暖かくはなりませんか?

もう賢明な皆様は、お解りだと思いますが隙間だらけのお家では、幾ら暖房器の性能が良くても、家の中は快適で住み心地の良い暖かい空間にはならないのです。

3.建物の床、壁、天井、開口部(玄関、窓等)から、暖房器で暖かくなった熱は逃げて行ってないでしょうか?

隙間の無いお家にすれば、快適で暖かい快適で住み心地の良いリビングルーム等の住空間に、なるのでしょうか?

答えは?

どうしたら、快適で住み心地の良い住宅を手に入れるかを勉強されているあなたは、もうお気づきになっている事と思います。

そうです!

暖房器で暖められた暖気は、隙間からだけ逃げていく訳では無いのです。

暖められた暖気は、床、壁、天井、開口部から、温度の低い、冷たい外気の方に、逃げていくのです。

それを遮る為に、躯体(床、壁、天井の6面体)には、熱伝導率の小さい断熱材を入れます。

又、開口部(玄関サッシ、窓等)には、熱貫流率の値が小さい樹脂サッシに、トリプルガラスやペアガラス入れて、暖気が逃げないようにする事が大事なのです。

気密、断熱は表裏一体ですから、どちらが欠けても,暖かくて快適で住みごこちの良い住宅を手に入れることは出来ません。

以上の事から、断熱、気密のレベルを上げたら、、快適な住空間を手に入れることが出来るのでしょうか?

答えは

住宅の命とも言われている、忘れてはいけない重要な要素があります。

それは換気システムです。

4.「換気システム」が命!|快適で住みごこちの良い住空間を作る為には必須!

断熱-気密のレベルが上がり高気密-高断熱で高性能住宅になったとしても、快適で住み心地の良い住宅が出来るわけではありません

断熱-気密のレベルが良くなっても、室内の汚れた空気は、どこから排出すれば良いのでしょうか?

高気密になり、空気の逃げる隙間が少ないわけですから、室内は時間が経過する毎に汚れて参ります。

その為に、24時間稼働の「換気システム」が必要になってくるのです。

換気システムには、第1種、第2種、第3種がありますが、どの換気システムが優れているかは、住宅の換気システムは第1種換気システムが一番良いのか?をご参照下さい。

>>> 住宅の換気システムは第1種換気システムが一番良いのか?

5.設備設計能力のある工務店を選ぶべきです。

建物の隙間をなくして高気密にし、躯体(床、壁4面、天井の6面)には、熱伝導率の小さい断熱材を厚く入れて、高断熱にし、換気システムは正しいものを選択した後に、最後の4番目にくるのは、正しい暖房機器の選択と言う事になります。

サッシメーカーの営業所長様のお母さんが言っていた「蓄熱暖房器の所為で部屋が暖まらない」というお話しは、1番から3番までしっかりと出来上がっている状態の家で言える事であります。

隙間だらけで、断熱レベルの低い住宅では、幾ら暖房器を変えて、暖房してみても暖かくならない事は、ご理解頂けた事と思います。

そこで、正しい暖房器を選ぶポイントについては、下記のプロが教える「暖かい家を作る3つのポイント」賢い注文住宅選び<暖房器編>をご覧下さい。

プロが教える「暖かい家を作る3つのポイント」賢い注文住宅選び<暖房器編>

6.まとめ

如何でしたでしょうか?

寒い寒い冬、如何に快適に毎日の生活を送る事が出来るかは、皆様方のチョットした勉強で手に入れる事が可能です。

家が暖かくならないのは、暖房器の所為では無い事がお解り頂けましたでしょうか?

暖かく快適で住みごこちの良い住宅を得るためには、どうするかをまとめますと

1.隙間を無くする事が大事。(高気密)

2.躯体の断熱レベルをより高いものにする事。(高断熱)

3.正しい換気システムを導入する事。(換気システムの選択>第3種換気システム)

4.躯体性能にあった設備設計が出来て、それに合った暖房機器を選択する事。(正しい暖房器の選択と建物の性能に合った暖房機器の選択及び容量)

以上の4つの事を、最低でも気をつければ、快適で住みごこちの良い住空間をあなたのものにする事が出来ます。

資料のご請求はこちら!

お問い合わせはこちらから!